不良アダプターの検証について

ACアダプターの不具合検証手順

1.不具合品返却後、ユーザーの不具合内容を確認をする。
(ユーザー内容 電圧が立ち上がらない 出力電圧出ないなど)
ロットNo.(ナンバー)又は、いつ頃の製品か確認をする。
2.外観を確認する。
ケースに異常があるか、本体に衝撃の跡(ぶつけた跡、ヒビなど)、汚れ状態、
また、ケーブルに傷や著しい屈折の跡、プラグの変形などがあるか確認をする。

外観の確認(写真)

3.実際のユーザーの不具合内容を確認して通電する。
商用電源100Vを通電してユーザーの不具合内容通りの現象か確認をする。
通電したとき、アダプターがどのような動作するか確認をする。

商用電源:電力会社から供給されて、一般家庭などの利用者(消費者)に届けられる電力のことを商用電源(AC電源)といいます。

出力電圧が出ているか出ていないか確認する。

入力電圧約100V

拡大写真 出力電圧が0V

例えば、
無負荷では出力されるが、定格電流では0Vになってしまうか?
摺動電圧調整器を使って入力電圧を可変させて出力電圧がどうなるか?
アダプター本体に振動を与え、出力電圧が出たり出なかったりするか確認する。
(実装されている部品の未はんだ又は内部配線の接触不良あり出力電圧が推定する為)
また、DCプラグ内にも接触不良の不具合があるか屈折させて出力電圧が出ていないか確認をする。

摺動電圧調整器:トロイダルトランスと摺動機構によって構成され出力電圧を可変出来る変圧器です。

4.ケース開封部品調査
基板の半田付け面を見る。
はんだクラック、未半田、トンネル半田等の半田付け不良の確認。
パターンの浮き、断線、リード配線があればリード線の断線又は半田付け不良の確認。部品の誤実装、未実装の確認。

開封後部品面

開封後半田面

5.不具合原因
不具合箇所の発見したら写真を撮り、記録に残す。

不具合箇所 例

拡大  半田クラックが有った。 例

不具合箇所を直し出力が正常になるか確認。

入力電圧側(上の機器)
出力電圧側(下の機器)

6.報告書
メーカーの不具合が製造工程に問題があるのか、ユーザーの使用状態によるものか環境(粉塵多い場所、温度、湿度等)の悪い場所や外力が掛かったのか使用状況によるものか検討し報告書を作成する。
製造工程に問題があれば不具合の原因又は推定、波及性の有無。
作業指導書見直し、強化。作業員の技術のレベルアップ 品質管理部門の見直し等を検討し報告書を作成します。
弊社では、このような流れで出荷したACアダプター等の不具合の検証を行っております。